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低温抽出と冷却の違い

どうも皆様。


記事をご覧くださりありがとうございます。


前回、前々回と続き抽出方法について紹介させていただきましたが、本日は蘊蓄を述べさせていただきます。


午後の空で太陽がピークの高さに達しているとき、気温は30度を超えると思われます。そんな中でアイスコーヒーかホットコーヒー(どちらも同じ量のフレーバーとカフェインと想定する)を選択できるとするとどちらが好きですか。


明らかに冷たいビーr…コールドブリューで淹れたコーヒーだと思います。


このコーヒーの飲み方は、現在約4世紀にわたって人気がありますが、特に夏の暑いシーズンに活躍します。コーヒーライフの定番であるアイスコーヒーという存在すらも置き去りにしてしまうほどです。

コールドブリューは水のみで12時間~24時間かけて抽出する方法であるため、苦みやカフェインが緩やかに抽出されて角の取れたまろやかな味わいとなります。一方で雑味などは抽出されにくいとされている抽出方法です。


淹れ方はHOW TO COLD BREWでどうぞ

一般的なアイスコーヒーは技術的にも簡単に作ることができます。お好きな方法でドリップコーヒーを抽出(例 HOW TO PAPER DRIP)して、冷まし、いくつかの氷を入れて、完成です。90度から100度のお湯で抽出する為、苦みなどの成分が出やすい特徴があります。皆様の舌が思い浮かべるコーヒーの味はこのコーヒーの味が大半だと思われます。ドリッパーにお湯が滞留している時間のみ成分が抽出されますので、比較的急速に抽出されます。

しかし、ブラックで飲むとアイスコーヒーは確実にホットで飲むときよりもテイストが変わってしまいます。

コーヒーを室温まで冷やしてから飲んだとしても、口の中で鋭い金属のような味や渋み、のどの奥に感じるイガイガとした苦みを感じると思います。これは明らかに望ましい味わいではありません。

コーヒーは温度が変化するときに成分が変化してしまうと言われております。コーヒーカップに放置してしまった冷めたコーヒーがおいしくない理由はそれです。また、温度が変化する間隔が長ければ長いほど味わいが劣化します。

そして、熱いコーヒーを急速に冷ますとしても、多量の氷を使うことが予想できます。急速に温度を下げることができ、成分の変化を最小限にとどめることができたとしても、多量の氷はコーヒーを薄めてしまうという欠点があります。濃度を調整できる人ならばまだしも、ホットで飲むコーヒーと同じ分量で抽出した場合は、かなり薄まったアイスコーヒーが大量にできてしまうと思われます。

一方、コールドブリューはルーツを1600年代にさかのぼることができます。京都の日本人が豆を浸して濃縮物を作り、濃縮液を水またはお茶を加えて希釈することで、コールドブリュースタイルでコーヒーを醸造していました。

では、なぜコールドブリューが優れているのでしょうか?


試しに飲んでみてください。一目瞭然です。

それは濃縮液がアイスコーヒーよりも柔らかい味と舌ざわりを持っています。ブラックで飲むと角の取れた味わいでありながらも際立った苦みを持っております。ブラックが苦手な人はミルクを入れて飲んでいただいても大丈夫です。お勧めはコーヒーとミルク1:1のクリーミーなコーヒーがおすすめです。

ブラックをすっきりと飲みたい場合は、氷を足したり水で薄めたりすることに濃度の調整もできます。


抽出するプロセスはアイスコーヒーのプロセスよりも少し複雑で時間がかかりますが、味は大幅に向上します。ぜひお時間があるならばお試しくださいませ。


お家でさわやかにいただくのもありですが、サーモスなどにコールドブリューコーヒーと氷をいれて、お出かけの出先や自然の中、アクティビティのさなかにコーヒーを楽しむという手段も有り寄りの有りだと思われます。朝だけではなくライフスタイルにコーヒーを組み込むのはいかがでしょうか?