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コールドブリューコーヒーを楽しみましょう。

どうも皆様。


記事をご覧くださりありがとうございます。


さて、忙しい朝にアイスコーヒーでシャキッと目を覚ましたいとお考えだと思います。しかし、朝から豆を挽いて、お湯を沸かして、ペーパーをセットして…と多数のプロセスをこなすことは非常に困難と言えます。


本日はそんなあなたを忙しい朝を助ける画期的な抽出方法をご紹介いたします。


今回はBlack Rifle Coffee Japanのスタッフ流のコールドブリューコーヒーを紹介させていただきます。


コーヒーをおいしく飲むために様々な手法が日夜研究されておりますので、本日の紹介する方法も手法の一つとしてお楽しみください。

What is Cold Brew?



コールドブリューコーヒーとは、お湯で抽出せず最初から水で抽出する低温抽出方法です。ゆっくり時間をかけて抽出するので、コーヒー本来の個性を楽しむことができます。また高温で抽出すると酸化のプロセスが始まってしまいますが、水で抽出することにより酸化を防ぎ、渋みのもとになる「タンニン」が溶け出しにくいことも特徴です。渋みが抑えられ角の取れた苦み、まろやかな口当たり、コーヒー本来の味わい、甘味、旨味を楽しむことができます。「カフェイン」も溶け出しにくいため、カフェインが苦手な方にもおすすめの抽出方法です。

今回は、コロンビアの豆をダークローストしたBEYOND BLACKを使用いたします。苦みが出にくい抽出方法になりますので、あえてBEYOND BLACKをチョイスしました。スパイシーなアロマとスモーキーな味わいがコールドブリューコーヒーでありながら芳醇な苦みを醸してくれると予想しております。

ペーパードリップと同様に使用する豆の量は可能であれば毎回計量器で測るようにしましょう。一定の味を求められる場合には必須のアイテムです。使用する豆の量にムラがあると、抽出するごとに味わいが変わってしまいますので、きちんと計測することを心がけましょう。


ペーパードリップと同じぐらいの豆の量でいいかと思われます。(今回は50g使用しております。)

今回はIWAKIガラスのウォータードリップサーバーのサーバー部分を使用しております。

豆は、ペーパードリップの時よりもやや細かい細挽き~中細挽きがおすすめです。

抽出する容器は大きめの容器を用意してください。ペーパードリップと違い、液体と粉がかなりの容積となりますので、小さい容器ですと、すぐに水が注げなくなってしまいます。


液体と粉がかなりの容積の意味が分からない方はご安心ください。ここまま読み続けていただいて大丈夫です。



コーヒー粉をそのまま容器に投入します。「えっ?直接?!」と困惑をされるかもしれませんが大丈夫です。思い切って投入してください。

次にお水を投入します。水の量につきましては、いきなり全部入れるのではなくコーヒー粉がある程度つかるぐらいの量を投入してください。

また、コールドブリューコーヒーは水の味もダイレクトに伝わりますので、水道水でも大丈夫ですが可能であればいい水を使用していただけますと、ワンランク上の味わいとなります。

コーヒー粉全体が水に触れるように、攪拌をします。長い棒状のもので攪拌をしていただいてもいいですし、写真のようなフラスコ型のコーヒーサーバーをお使いいただきますと、容器をゆすることで簡単に攪拌することができます。

コーヒー粉の全体が水に浸りましたら、さらに水を加えていきましょう。お好みの量のお水を入れていただいて大丈夫です。わからない場合は、ひとまずペーパードリップの時と同様の量の水でお試しくださいませ。

水を入れるとコーヒー粉が浮いてきますので、スプーン等でコーヒー粉を水に沈めてやりましょう。ぐるぐると混ぜるのではなく、コーヒー粉を沈めるイメージで縦に攪拌しましょう。

Refrigerate for 12-24 hours...

蓋をして冷蔵庫で12時間~24時間冷やしましょう。

朝にコールドブリューコーヒーを味わいたいならば夕方以降に仕込んでおけば、寝ている間に勝手にコーヒーが仕上がります。

では、12時間~24時間後にまたお会いしましょう。

さて、それでは抽出時間が経過いたしましたので、冷蔵庫から出しましょう。蓋を開けた瞬間、さわやかなコーヒーの香りがすると思います。



このコーヒーの抽出方法は、液体の中にコーヒー粉が混ざりすぎておりますので、ペーパーフィルターを使用して液体の中のコーヒー粉を除去します。ペーパーフィルターは事前に水通しをしておくとコーヒーのおいしいエキスがフィルターに吸われてしまうことを防ぐことができます。

液体の中のコーヒー粉をろ過しますので、最初からドリッパーのぎりぎりのところまで注いでいただいて問題ありません。冷たい水というものは粘度があるため、お湯で抽出するペーパードリップコーヒーに比べるとかなりゆっくりな抽出になります。

ドリッパーにコーヒー粉が混じった液体を注ぎ切って、ゆっくりとろ過されている間に、忙しい朝ならば身支度を整えてしまいましょう。もし、時間に余裕があるならばゆっくりとコーヒー粉がろ過されているプロセスを眺めるのもいいかもしれません。

コーヒー粉のろ過が終われば、いよいよ味わいの時です。はやる気持ちを抑え、お気に入りのグラスにたっぷりの氷を注ぎグラスの温度を下げましょう。

グラスの温度が下がったならばいよいよコーヒーを投入するときです。グラスに注ぐのではなく、氷に注ぐ気持ちで注いでみましょう。



さあ、おいしいコーヒーをお楽しみくださいませ。

今回はコーヒー粉を液体の中に浸す浸漬式のコールドブリューコーヒーを紹介させていただきましたが、様々な手法の中の一つとしてお考え下さいませ。豆の銘柄、焙煎具合、豆の挽き具合、水の質、水の量、抽出時間等様々な要素で味は変化いたしますので、ご自分の味覚に合う抽出方法を模索していただけると、コーヒーを抽出するというプロセスにも味わいが出てくると思われます。