言わずと知れた直火式のエスプレッソ・メーカー
どうも皆様。
記事をご覧くださりありがとうございます。
さて、いきなりですが気分転換にガツンと濃いコーヒーを飲みたくはありませんか?
本日はそんな貴方の要望を満たす方法を紹介いたします。
Black Rifle Coffee Japanのスタッフ流の方法でございますので、紹介する方法も手法の一つとしてお楽しみください。
What is MACCHINETTA?
マキネッタとは説明するまでもございませんが、皆様がご存じの通り一家に1台はあるといっても過言ではない熱源によりエスプレッソを抽出できる器具です。単純な構造で、扱いや手入れも容易でありながら、香りと味わい深いコーヒーが抽出できるため、一度手を出してしまうと嵌ってしまうほどの器具です。外観もお洒落な仕上がりとなっておりますので、キッチンの一角に飾るインテリアとしても優秀です。
この器具はアルフォンソ・ビアレッティにより1933年に発明されたアルミニウム製の器具です。
マキネッタも代表格でもあるビアレッティ社(Bialetti)ではモカエキスプレスの名称で愛されており、モカエキスプレスには1杯用から18杯用まで様々な大きさがあります。
写真手前がビアレッティ社のモカエキスプレス1杯用であり、奥のマキネッタはスペインのヴァリラ社の4杯用のマキネッタになります。
今回は、コロンビアの生豆をミディアムローストしたJUST BLACKを使用いたします。エスプレッソはダークロースト以上の豆を使うことが一般的ですが、今回はきりっとした苦みを楽しみつつもコーヒーの本来の芳醇な香りと酸味も楽しみたいと思います。
それでは、取り掛かりましょう。
今回は、火による熱源が手元にありませんので、IH熱源に対応している4杯用のマキネッタを使用いたします。
マキネッタは、下部のボイラー部、金属製の漏斗部、上部の台座部に分かれております。
まず、マキネッタに破損等が無いかを確認しましょう。特に漏斗の歪みやネジの密閉不良、パッキンの劣化には特に注意しましょう。
下部のパーツであるボイラー部に水を注ぎましょう。水道水でも問題はありませんが、用意ができるならばいいお水があるとより一層味わいが増します。
左側面に金属のボルトのようなものが見えますは、これは内圧が上がりすぎた際に圧を抜く弁であり安全装置になっております。
この弁が水につかる手前まで水を注ぎましょう。お湯を注ぎたい気持ちもあるかもしれませんが、お湯を注いでしまうと外部が熱くなってしまいネジの締め込みに問題が生じますので、必ず水を注ぎましょう。
金属の漏斗部にコーヒー粉を入れていきます。表面を整地せずこんもりとした状態でも大丈夫ですし、写真のように整地して平らにしても大丈夫です。お好みに応じてコーヒー粉を投入してください。
器用な方ですと、漏斗部をボイラー部にセットせず、漏斗部のみを保持してコーヒー粉を投入される方もおられます。お好きな方法でコーヒー粉を投入してください。
コーヒー粉を投入が終わり、大切な作業に取り掛かります。その作業とはふちについているコーヒー粉を払う事です。
ふちにコーヒー粉が残っていると閉鎖不良を起こす可能性があるからです。
上部の台座部をしっかりとねじ込んだら、いよいよライドオン熱源です。
ここまで来たら、おいしいコーヒーを数分後には堪能できるようになります。
今回はIH熱源対応のマキネッタを使用しております。必ず対応している熱源をご確認ください。
ボイラー部の水が沸騰してくると、真ん中の管よりコーヒーが抽出されます。
抽出が始まったらかすかな音とコーヒーのいい香りが漂ってきます。
抽出が終わった頃にはコポコポやシューという「終わったよー」って感じで音が鳴り始めるので、熱源から降ろしましょう。過熱をしすぎるとコーヒーが焦げてしまいますので、味わいが台無しになってしまいます。
今回は撮影の為に蓋を開けておりますが、できる限り蓋を締めてお使いください。熱いコーヒーが飛び散る可能性があります。
さあ、濃厚でおいしいコーヒーをお楽しみくださいませ。
今回は説明するまでもございませんが、皆様がご存じの通り一家に1台はあるといっても過言ではない熱源によりエスプレッソを抽出できる器具を紹介させていただきました。
単純な構造で、扱いや手入れも容易でありながら、香りと味わい深いコーヒーが抽出できるため、一度手を出してしまうと嵌ってしまうほどの器具ですね。
気になるお手入れでございますが、何と水で洗うだけで問題ありません。コーヒーの油分が金属の表面に付着し膜のようになります。このコーヒーの油分の膜が金属に触れる事を防ぐため、味の劣化を防ぐと言われております。従いまして、絶対に洗剤を使用せずたっぷりの水で洗ってやってください。コーヒーの染みついたマキネッタこそ、持ち主に愛されたマキネッタであるといっても過言ではございません。
皆様も是非、マキネッタで濃厚なコーヒーライフをお楽しみくださいませ。